フェムケアとしてのバラの活用
女性とバラのただならぬ関係とは・・・
女性のカラダは複雑です。フィジカルのみならずメンタルのバランスがとれて
はじめて、調子が良い。となるわけです。
女性ホルモンに振り回される一生。ともいわれる女性たちにとって、このフィジカル的な
問題もさることながら、メンタルのバランスをとることこそ、重要なケアになるのではないかと考えます。
ローズオイルとは、オールドローズであるR.ダマスセナやR.センティフォリアなどから抽出される天然のオイルです。水蒸気蒸留法で抽出されるオイルをエッセンシャル・オイル(ローズオットー)また、溶剤抽出法で抽出されるオイルをアブソリュート・オイルといいます。香水にはどちらも原料として使われ、その香りの質の違いで使い分けられています。
古くより、その香りの効果と併せ女性特有の不調にこのローズオイルの精油は利用されてきました。塗布、吸引、飲用など様々な方法で活用されます。特にローズオイルは副作用もほとんど報告されていないことからも、非常に安全な天然オイルであると言えるでしょう。
特に最近のフェムテックという観点からみても、ローズの底力を味方にしない手はないと感じます。女性や美の象徴ともいわれるローズには、長い歴史上でその効果・効能が伝承されており、現代では様々な実験から科学的にも証明されてきています。
フェムケアとしては、このローズオイルやローズウォーターを大いに活用し、現代社会に生きる女性たちのフィジカル面をサポートできると考えます。
一方、モダンローズの姿かたち、香りの美しさ、ティーローズエレメントの含有など、これは天からのギフトともいえるのではないでしょうか。
古くより、人々はその艶やかな姿を描き、香りからのインスピレーションで芸術や文化を花開かせてきたのです。感性や精神性とはバラの持つ「気」から覚醒させられる。それもまた、女性特有の不安定になりがちなバイオリズムに働きかけるフェムケアの一環として大いに活用できるのではないかと提案します。
PMS(月経前症候群)・妊活・妊娠・プレ更年期・更年期・ポスト更年期・・・
女性の不調は一生涯。それぞれの時期をいかに快適に過ごすか。笑って乗り切ることができるかが大きなテーマであるでしょう。
人は、まずカラダのバランスを整えることが第一です。不調が取り除かれ、改善されてはじめて人は自分が自分らしくあるための表現、その芸術性や感性を花開かせようと思えるのではないでしょうか。
ローズオイル、ローズウォーター。これらは薬ではありません。
あくまでも人の持つ恒常性維持機能(ホメオスタシス)を正常に保とうという働きを助けるいわばカラダのメンテナンスのための役割と考えます。
そして一方モダンローズの香りはココロのメンテナンスのための役割です。
モダンローズの香気はそれらの世界への覚醒へと繋がる。
香りの世界、芸術の世界、文学の世界などの道に繋がり、そこから各々新し扉が開かれる。未来に続く可能性です。
ローズの持つ力は偉大です。年代、性別問わず、私たちを待ち受けるその時々の悩みや不調に寄り添い、何らかの働きをしてくれる底力を秘めています。
オールドローズ、モダンローズの世界が一つとなることで、ローズの世界は完成します。
美しくも秘めたるパワーに人は太古の昔より本能で惹きつけられ時を超えて求め続けていくのです。その圧倒的パワーは未来に向けて繁栄し続けるでしょう。
不調な人こそ、ローズの力を味方にするべきです。