世界にはバラのブリーダー(育種家)が数多く活躍しています。新しいバラを作り出すことは勿論、古くからの品種を守る努力もなされています。
日本ではイングリッシュローズの人気からバラを自分で育てる人も多くなり、専門書やガーデニング雑誌の特集は後を絶たず、年ごとに関心が高まっています。切り花のバラとともに、最近では香りの高い品種に人気が集まっているのが特徴的です。人々の「バラの香り」への関心が高まれば、さらに香りの良い品種改良、交配研究に期待が高まります。
バラを育てるのは難しいといわれることもありますが、種類や品種によっては害虫や病気にも強く、地域ごとの気候や土壌に合ったバラを見つけることができます。
またいろいろな形状のバラの組み合わせや、ハーブなど他の植物と合わせるといったことで、様々な表情のバラを楽しむことができます。色で遊ぶのも印象的かもしれません。
自然のバラの美しさ、みずみずしい本物の香りをより身近に感じることの出来るバラのガーデニング。生活の一部に取り込んでみてはいかがでしょうか。
写真提供:玉置一裕